『平安王朝の五節舞姫・童女~天皇と大嘗祭・新嘗祭』が出ました!!

 15冊目の単著『平安王朝の五節舞姫・童女~天皇と大嘗祭・新嘗祭』塙選書、(定価2300円+税)がやっと刊行されました。本来は3月31日で、退職記念刊行の予定でしたが。
 現在でも、今上天皇の大嘗祭で五節舞姫が舞ったはずです。もっとも、衣装や舞の所作は近代に創作されたものだそうですが。平安時代は、毎年の新嘗祭には四人、即位後の大嘗祭では五人が舞いました。新嘗祭よりも五節行事の方が主流になっていき、紫式部の日記にも『源氏物語』にも、清少納言の『枕草子』にも、いっぱい出てきます。ところが、専論はほとんどありませんでした。日本文学の方々も歴史学からの検討がないので、いろいろお困りのようでした。そんなわけで、画期的な本だと自画自賛しています。
 研究書にすると一部の方にしか読んで頂けないので、選書として刊行するために、書き下ろしました。さらに、学生さんにも読んでいただきたいので、年号までルビをつけました。最後には、舞姫を献上した受領や公卿、あるいは中宮彰子、皇后定子などの献上者一覧表を付けました。これはぜったい有用だと思います。
 また、五節舞姫に従う下仕に遊女が任命されることから、網野善彦氏は、「遊女朝廷所属説」や「遊女聖性説」などを提唱しましたが、まったく噴飯物です。下仕は、清涼殿の庭で、天皇や皇后、上層公卿などが見守る中、顔をさらすだけなのです。一言も発しません。童女は殿上で同様なことをおこないますので、童女よりも身分の下の成人女性の顔を見て、皆が喜ぶだけなのです。
 また、五節の期間中、男性殿上人達が肩脱ぎして乱舞(らっぷと読みます)します。何ともどんちゃん騒ぎをするのです。ぜひお読みください!!社会教育などで講座もします。よろしくお願いします!!

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 4

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
ナイス ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック